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投稿日:2006-08-02 Wed
とりあえず 引っ越してみました。また こちらへ戻ってくるかもしれません。(^_^;)
引越し先は こちら です。
宜しくお願いします。

やまんば & やまんばの娘
スポンサーサイト
投稿日:2006-07-29 Sat
大きいことはいいことだぁ・・・昔こがいなコマーシャルがあった、たしかチョコレートの宣伝じゃったか?。
何でもかんでも、大きけりゃええ云うもんじゃぁなぁが、美味しいもんなら大きいのがええ。
殊に自分が作る野菜や生り物(果物)は大きのが出来ると、嬉しうて張り合いがある。



こちら広島県は因島というところに、○田酵素いうのがある。
いつぞや友人に誘われて、社内見学に行った。
畠の大根も目の前で抜いてスパッと半分に切って見せてくれた。
中はきれいで、すいてはなかった。
だいたいが、大きい大根は中がすかすかに、すいとるんが当たり前じゃが・・・。
何人かは、齧ってみて「わー美味しいあまーい」
と歓声ひとしきり。

健康食品としては申し分ないと思うたが、お値段のほうはわたしの懐と折り合いがつかん。

あの製造工程を見学するほどに、そのお値段はもっともじゃと、納得はした。

そいで畠の肥料のほうなら、我がの手の届くところじゃったけぇ、それを使うてみることにした。
使うてみたが、
すぐにあそこで見たようにはならん。
土からして違うんじゃけぇ無理も無いことじゃ。
ところが暫らくして、ブルーベリーの実がだいぶん大きいことに気がついた。
キューリもナスもミニトマトも、いささか大きいことに気がついた。
スリコギのようなキューリは、たいてが皮が黄色になり、種ばっかり多い不味いものになるが、なかなかみずみずしうて美味しい。
しかし、やっぱりお値段が、いささか折り合いかねる。
そういつもいつもは、使われん。
まぁこのへんでよしとしょう。
欲う出したらきりがない。
あげた人から、あがいに大きいのに、美味しかったと云われるのも、人生悦びのひとつ。
ああ、ありがたやありがたや。
畠のみみずも主に似て太い、土を起こすと元気にピンピン跳ねる。
若い友人の彼女いわく、
「やまんばさんの畠のみみずは、三倍ぐらい(そこらで、見かけるのより)あるね」
パルもわたしに似ておでぶさん、顔だけビーグル犬じゃ。

こりゃ太けりゃええとは云えん(わたしのことも)困りもんじゃ。が、
どうにもならん。
やれやれ。
投稿日:2006-07-28 Fri
いっぺんに夏らしうなった。
日差しがカーッと焼け付くように照りつける。

あんまり熱いンでヤケドになりゃぁせんかと思うほどじゃ。
そいでも晴天じゃけ、畠にいかにゃぁならん。
裏の畠を覗いたらキューリが大きうなりすぎて、スリコギのようになっとる。
ナスは虫食いだらけで大穴があいて・・・。
草の伸びようはたいしたもんじゃ。なんと勢いがあるでよ。
大きな尻が、ヤケドしそなほどに熱いのを我慢しいしい、暫し草むしりに励む。
ようやく何とかやりつけたけぇ、これで後は草からしを撒くことにしょう。
汗びっしょりで、風呂場に飛び込む。
長雨で、愛犬パルのシャンプーが、延び延びになっとった。
お陰でちと臭い。

天気がええけぇパルも洗うてやりたいが、しんどうて敵わん。

夕餉のあと、娘がパルを呼んで引き寄せると。
「パルちゃんくさーい」

(言わにゃぁええのに・・・。)
すると彼女は、臭いと云われて怒ったものか、娘の手を軽うに咬む。
「だってホントに臭いんじゃもの、臭い臭い」
すると本気で咬みにかかる。
落ち着いてから娘は思い出したように、
「パルちゃんチョッと豚の匂いがするよ、うちゃぁ覚えとる豚の匂い」

と言い出した。
「どうして」
「だって小さい頃、豚見に行きよったじゃぁ」
「そうそう行った行った、覚えとるん?」
「覚えとるよ、どぶ川のところに小屋があって、今は道も舗装されとるけど、あの頃は泥んこ道じゃった、ママの自転車にのって行きよったヨ、まだ二歳ぐらいの頃よ」
「へーえ、よう覚えて!」
「覚えとるようね、その豚の匂い」
「すえったような匂いじゃったねぇ」
わたしは物好きにも、わざわざ自転車に娘をのせて時々いきよった。
臭い汚いオンボロの、囲いのような小屋じゃった。
その豚小屋のまえで、自転車をとめた母子が、暫らく立ってじーと見よるんは、他人の目にゃ異様じゃったもんか、いつの間にか、おかしげな母子じゃと、噂になっとったらしい。
「あがいなとこへ、子供を連れていきんさんな、臭かろうに?○ちゃん可哀想じゃん」
親しい友人から言われた。
「豚が珍しいけぇ」
「そがいに何べんも行かいでもえかろうに、物好きにもほどがあるよ」
今思い出してみりゃ、やっぱりオカシしい、若かりし頃のやまんばじゃった。
それを話しあうて、思わず二人でゲラゲラゲラゲラ笑うてしもうた。


どうでもあしたぁ、パルちゃん洗うてやらにゃぁ・・・。

投稿日:2006-07-26 Wed
冷蔵庫の掃除を久しぶりにした。底から買い置きのたくあんがようけ出てきた。
いつのかわからん。かなり古い。が捨てるにゃ忍びん。
まだ硬うてしっかりしとる。
そうそ、ありょーこさよー(あれを作ろう)あれを!
早速水にかした。(浸した)
そうそ、ありぁ、いつのことじゃったかいの。
たしか、十年あまり前にゃなろうでよ。
ゴミ出しの日じゃった。
拙宅のすぐ目の前のゴミステーションでのこと。
何やら、えろう重たげな袋をさげて出られた、塀越しのお隣さん。
「なにゅう出しよるん、えらい重たげなが」(要らんお世話!)
「つけもんようね、はぁ暑うなるけぇ、こんとにえっとは食べらりゃせんけぇ」
「まぁ勿体ないねぇ、ほいではぁホントに食われんのん」
「食べられるんじゃが、今出しとかんと、腐るとやれんけぇね」
「まぁ見してみんさいの」
「開けたらひどう臭うなるけぇ」
お隣さんは、見せる気は無げじゃ。
「ほいでまだ硬いンかいね?フニャフニャになったん?」
「まぁだ硬いようね、やおーなってからじゃ、よけぇ出しにくうなるじゃん」
「ほんなら、うちが貰うけん、ええじゃろ?」
「えツえ~えよね、ほいじゃが、あんたぁ、つけもんあんまり食べん云いよったじゃぁ」
と怪訝な面持ち。
「ほいでも硬いンじゃろ!」
と、袋へ手をかけたとこへ、
通りかかったのが、亭主とお隣さん等の幼馴染のセンちゃんと呼ばれるオッチャン。
「わしンも、まだまだ硬いでぇ」
大真面目で、得意げな顔・・・
「えっ・・・・・・・?!おはようございます」
わたしは他所から嫁にきたよそもんじゃけぇ、めったなことは云われん。
「・・・・あっ、せんちゃんオハヨッ」
とお隣さん、せんちゃんが行き過ぎるのを待ってから、その背に浴びせるように、バーカと低い一言。
「ほいじゃあ~」
[うんほいじゃ~ねぇ~]
それからそれを適当に刻んで、水にかす(浸す)と、バイクでブルルンと生姜をいっぱい、買うてきた。
つけもんの塩の抜け具合を、時々噛んでみる。
まぁこのへんでと折り合いをつけて、引き上げる。
まぁなんと、仰山あるとも有るとも、これがええがいに出来りゃぁええが、もし、いなげな出来じゃったらどうしょうかいと、不安なことしばらく・・・。
まぁいなげなじゃったら、畠でちと深い穴を掘って、埋めりゃ済むことじゃ、ええがいになるよのう、ええがいになる、なるなる・・・なるなる・・・。
我と我が身を励まして、頑張ったお陰で、自分ながら上出来な「おくもじ」が出来た。
早速お隣さんを電話でよんで、塀越しに試食して貰うたら、
「ありゃ~まぁ~」とびっくりこきんさった。(吃驚された)

何十年ぶりか、こがいなもん、こさえたンは・・・(作ったのは)
まだ子供の頃、夏すぎて、野菜がはざかいきたら云うて乏しい時に、おばぁさんの手伝いしよった。


あの頃は、もっと塩辛かったように思う。
仕事も酷いし、冷蔵庫もない時代じゃったけぇ、あれはあれでえかったんじゃろ。
年配の友人にあちこち配った。
みんな懐かしいと喜んで呉れちゃった。


ひとしきり昔話をして・・・。
やれやれ穴掘らんでえかったわいと、胸なでおろして喜びいっぱいじゃった。
はぁ、今じゃ、たくあん捨てるほど、漬ける人も居らんようになった。
お隣さんも、はぁだいぶん前から、捨てるほどは漬けんことにしたげな。
「えっとしたら、しんどいけぇ」と云うて居られる。
それから冷蔵庫の、それが出来て、若い友人に食べさせると、えろう気に入って、たくあんをどっかのスーパーで長短ちぐはぐで安いの見つけてきたげな。
「えっとあるんよ、安いンじゃけぇ、でもいい具合に出来るかしら」
たいそうなべっぴんさんの彼女は、ちょっぴり眉をひそめて不安げな・・・。

「持ってきんさい、いっしょにやろう」
するとにっこり、美しい笑顔で、

「いい?わーうれしー」
梅雨あけ宣言もまじかとか、所どころまだらに、青空が覗いとる。
なんだか幸せな気分なやまんばでがんす。
投稿日:2006-07-24 Mon
「ようまぁ降るともふるとも、こがいに降っちゃ、どもこもならんがの・・・」夜あけ前に雨音で目覚めると、子供の頃のおばぁさんの声がしたような・・・。

いんにゃ、(いいえ)そりゃぁわたしの呟きじゃった。
畠に僅かばかりの野菜が、今が盛りじゃに、根腐れしそうじゃし、それより石垣でも抜けたら(崩れたら)どうしょうかいの、と心配でならん
はぁ、寝られんけぇ起きだしてテレビをつけると・・・

んまぁ、いとーしいことよのう。(お気の毒な、お可哀想)

それにしてもはぁ、七月も下旬じゃに、まだまだ梅雨前線たぁどう云うこと??
よっぽどお天とさんは、怒り狂うとりんさるんじゃろ。

みながみなじゃぁなぁが、だいたい世の中が荒れとる。
人間の心の有りように問題が多いと思うが・・・。
犯罪の多い社会は文明病じゃげなが、さりとて今更どう原始?社会に戻らりょうか。
とてもじゃなぁが無理なハナシ。
ぐじぐじぐじぐじなんぼ云うてもどうにもならん。

嘆きのやまんばじゃつまらんけぇ。
希望のやまんばでいこう、と云うてもなかなかじゃぁない、やねこいことでがんす。
人間の悪はどこまでも深うて、きりがない。
ほいじゃが、善にも強うて捨てたもんじゃないんでさぁ。
そりょう信じて、ガンバラにゃ思いまん。
雨が小降りになった。
が予報じゃぁまだまだ降るげな。
はぁお天とさん、飽きんさりゃぁせんかい。
わたしらぁ飽き飽きしましたで。
雨ぁええかげんにして、青い空にしてつかぁさい。

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