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やまんば

Author:やまんば
血液型    A型
星座     ふたご座
好きな食べ物 そば、こんにゃく、
        くコ:彡、C:。ミ、グミ
*娘に勧められて始めたブログ
なんのことやら分らんままに…。
二人三脚でとにかくやってみよう。

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とり4…大きゅうなった鶏
鶏は、昼間は外に出て、庭や畠や竹やぶまで駆けまわり、菜っ葉やら虫やら草も食べよった。なにしろ餌が足らんけぇ、自分で探さにゃひもじいんじゃろう。
彼らはみるまに大きゅうなった。


父はこれが狙いじゃった。

雌鶏じゃぁ玉子が生まれるまでに、日にちがかかるし、餌がない。

彼らは、雄鶏ばっかりで勇ましいのなんの、野良猫なんざ屁のかっぱじゃった。(犬は居らんかった。どこかで肉になりよったらしい

だんだん行動範囲が広うなって、隣へ行くようになった。

隣にゃ牛が居った。牛の餌桶に、麦の煮たのが混じっとった。

雄鶏は二、三羽で押しかけて、その麦をついばむ。牛がモーと啼こうが首を振ろうが、恐れるふうもない。牛の背中に乗る奴も居る。

あんまり厚かましいけえ、父の幼馴染のおっちゃんが、おらんでじゃった。

「ケンやんよい、おまえんがたの鶏が、うちの牛の餌を喰いよるけぇ、つぶしたら半分持ってこいよう!」

すると父は応酬する。

「おまえんがたの牛は馬鹿じゃのう、よう云うて聞かせやぁ、自分の餌はよう番しとれえ云うてのう、牛が鶏に負けてどうすりゃぁ!」


 その頃は田んぼは二毛作で麦を作りよった。穫り入れになると、鶏は落穂を拾うて、ますます大きゅうなったけえ、鍋に入ることになった。

父は満州に居ったとき、土地の人と仲良しして、豚のさばき方やら鶏の絞め方を、見てきたんじゃげな。父は衛生兵やら炊事軍曹やっとったんじゃと。(゜_゜)ゝ

そいで、鶏の捨てるとかぁ、羽と爪と嘴だけじゃ云うて、わたしに手伝わせて、あれこれ工夫して、ほんと捨てるとこなしに、家族の腹に、ぜーんぶ入れてしもうた。


こうして、ひと月に一羽づつ、わたしらの栄養不足を補うて、わたしらを生き延びさせて呉れた。


今も鶏の鳴き声をきくと、真白な美しい姿で、勇ましい雄叫びをしていた彼らを懐かしく想い出す。

明日も鶏の声を聴きにパル(犬)をつれて散歩に出よう。
酉年も終わってパルの年じゃ。

パルちゃん・・・炬燵のそばでいびきかきよる。
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エッセイ | 10:15:41 | Trackback(0) | Comments(0)
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