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やまんば

Author:やまんば
血液型    A型
星座     ふたご座
好きな食べ物 そば、こんにゃく、
        くコ:彡、C:。ミ、グミ
*娘に勧められて始めたブログ
なんのことやら分らんままに…。
二人三脚でとにかくやってみよう。

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たそがれ
    
ここ暫らく温い日々じゃた。

わたしと同年輩の、お隣さんから電話があった。
「ご免よ、チヨットそこを覗いてみてくれん?ゴミのことで聞きたいんじゃが」
「はいよ」
いつもの塀のところに立つと、彼女が出てきた。

「あのねぇぇ、このゴミはいつ出しゃぁええんかいね、ゴミの出し方いうのを見たんじゃけど、よう解らんのよ」
彼女の足元に、大きな黒いビニール袋が2個あった。

「見んにゃぁ解らんよ、こっちぃかしんさいや」
わたしは塀越しに手をのばして、彼女が持ち上げた袋を、両手で受けとる。

見かけほどのことは無うて、さほど重くはなかった。

日当たりのええとこにある椅子に腰を下ろして、袋に手をかけた。

お隣さんがやってきて、困惑げな顔で云う。
「こりゃプラじゃぁないし、昔のもんじゃけ、何にも書いてないけぇ、困るんよねぇ」
「まぁ掛けんさいや、ゆっくりやろうや」

袋を開けてみると、少学生の文具ばっかりじゃった。

「ようまぁこがいなもん、今まであってからに、」

「ほうよ、娘らのじゃけぇねぇ、捨てよう捨てよう思いよったんじゃが、物置の奥にあって・・・、やっと物置の整理をしたら、出たんよね」

「孫さんが大学生じゃにね、古いもんよ、こりゃほとんどビニールじゃ、鞄の中は厚紙が入っとるけぇ、ばらしゃええんよ、」

わたしゃカッターナイフで、バリバリ破いて、中身を出すと、もう1つの袋に仕分けする。
「まぁ、うまいことやるんじゃねぇ、」
「ほうよ、前の世じゃぁ「おわいや」じゃったんかもね」
「おわいや云うて?」
「汚わいやよ、汚わいや、護美屋さんよ、わっはっははははぁ」
「へーえそりゃまた、あっはっははははぁ」

日差しが温かい。

鶯がわたしらの笑い声に和するように、一際高うに囀る。
時折の風に、¥100均一で買うてきた風車が爽やかに、カラカラカラカラ・・・



案外それほどの手間はかからんで、あれこれ分別仕分けして終わった。

「まぁ此処へ置いときんさい、わたしが出しとくけぇ」

「ほうね、ほいでも悪りぃじゃぁ、出すのまでして貰うちゃぁ」

「悪りぃこたぁないよ!ほいじゃが、どうでも自分の財産じゃけ、持っていぬる云うてんなら、そうしんさいや」

「いんにゃ、そがぁなこたぁないよ、すまんねぇ」
と彼女は椅子に深く座りなをして、欠伸を噛み殺しながら、のんびりと云う。
「まぁ気持ちがええねぇ、温かいし、気になっとったことが済んだし」


「ほうじゃね、鶯もよう鳴くし・・・」

わたしは、青い空に飛行雲を流して、キラキラ光りながら行く、豆粒より小さなものを見つめて、大欠伸をしながら答える。


飛行雲が出ると天候が崩れるというが、その日は、それが信じられんほどの好天じゃった。


暫らくの沈黙の後、お隣さんが云う。
「しかーし今はええよ、これから先みんな年とって、ごみの出し方間違えるようになるじゃろ、見てみんさいね、この班、若い世帯云うたら居りゃせんがね」

「ほんまほんま、そうじゃ」

「どうなることやら、困るよね、あんたどう思う?」

「どう?云うても年はみんな取るし、いや取りゃぁせんがね、寄って来るけぇこりゃどうにもならんね」

「ほうじゃろ・・・・・・まっ仕方がないよね・・・、はぁそれよりゃまた夕飯せにゃぁ、済まんね、有り難うね」

あたふたとお隣さんはお帰りになった。

一人になってついつい思う。

「残照の日々」というブログを書く人がおられる

「残照の日々」・・・なんと詩的であることか、哲学的な匂いすら感じる。
それにとってもお元気で、溌剌と輝いて居られる様子が、読み取れる。


お羨ましい・・・。


もうわたしらは今、黄昏の日々じゃ。
黄昏は、すぐに夕暮れ>、夕闇になる・・・。

そがいなことを考えたら侘しい。
哀しい・・・。



・・・・いやいや暗闇の夜は、夜明けとなり必ず朝を迎える。

それを信じて、最後まで明るく元気で、頑張れる自分でありたい。


やっぱり翌日は悪天候で、やたら寒く小雪が1日中舞う日だった。








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ブログ | 16:58:58 | Trackback(0) | Comments(4)
コメント
そう・・・・・・そうですね。
何かやっていた手をふっと止めて、西の空を見ると、もう日はすっかり
沈んでしまっているけど、空はまだ澄んだブルーで地平線に近いほど
まだ橙色が残っていて・・・・・・・。
こんな時の心の中は寂しさでふさがれてしまいます。海には小さな漁船がそろそろ灯りをつけて帰りを急いでいます。家に帰ってみんなと
夕食かしら・・・それとも ・・・・男一人の侘しい食卓かしら・・・・。

この辺は今、’ひじき’や’わかめ’の収穫で忙しい時期、案外いそがしく
後の手入れで、淋しいどころではないのかも。

でも この頃やまんばさんからブログの世界を教えて頂き、ときどき
ブログ散歩・・・・・。 目を開かせて下さいました。
寂しいときに救われる思い・・・・・励まされます!


2006-03-15 水 16:40:19 | URL | みうらっこ [編集]
黄昏てます
こんばんは。
お隣さんとのいいお付き合い、羨ましいです。

私にはそういうお付き合いはありませんよ。寂しいものです。

やまんばさ~ん、こんな詰まらない私のブログを褒めていただいて恥ずかしいですよ~。
寂しさを紛らわせているだけですのに・・・。(^.^)
2006-03-15 水 18:30:52 | URL | らべ [編集]

みうらっこさま、素敵なコメント嬉しかっつたです。わたしは何処見ても山ばっかりの日々、海の風景を見ているあなたを、懐かしく想います。

逢いたい!

どうかお元気で・・・・
2006-03-16 木 17:15:48 | URL | やまんば [編集]
らべさま、コメント有り難うございました。

いなかっぺ丸出しの生活ぶりを、恥ずかしながらお見せしております。v-414らべさんの雰囲気(わたし、ムードとは云わんのよ)とっても好きなんです。ごめんなさいね。
2006-03-16 木 17:27:54 | URL | やまんば [編集]
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